ちょっと嬉しかったこと。

独立して、1週間が経ちました。
この間、刑事事件が2つほど舞い込み、しかも慣れない事務もぼちぼちやらねばならず、なんだか、どうしていいかわからないくらい忙しかった寺林です。

今日は珍しくこの時間事務所にいますが、このあとお出かけします。

FBにも投稿しましたが、本日ちょっと嬉しいことがありました。
法テラス愛知でスタッフ弁護士をやっていた当時、エクスタンとして、2週間ほど事務所に来ていた当時のロースクール生のNさん(男性)から、メールが来たのです。
なんで、新しいメールアドレスを知っているんだろうと思ったら、先日知り合った司法修習生の方と偶然にも同期だったのだとか・・・いやいや世の中狭いものです。

無事に司法試験に合格して司法修習も無事に終え、現在都内のとある事務所で弁護士をしているのだそうです。
再来週、事務所に遊びに来てくれることになりました。

このNさんですが、他職経験があって、とても好奇心が旺盛な人でした。
これもFBの方には、書いたのですが・・・
名古屋にいた当時、私は、刑事事件をやたらめったらやっていて、当然彼が来ていた当時も、刑事事件を複数持っていました。
ある日の夕方、担当している事件の被疑者に接見に行こうとしたところ、自分も一緒に行っていいかと言い出しました。
司法修習生は接見に同席できますが、ロースクール生はできません。それを承知で彼は言っていたわけです。
要は、接見に至るまでの流れを見たかったらしい。
中には入れないから(まあ、厳密にいうと、弁護人という立場ではない一般面会であればできるのですが、立会の警察官が同席してしまうので、そんなことはこちらの立場としてはできない)、じゃあ、私の手続が済んだら帰ってねと念を押して、一緒に連れて行きました。

警察の玄関口の人に事情を話し、留置施設の受付まで同行して、どういう手続をするのか教えて、私は接見室に入っていきました。当然彼はそのまま帰っただろうと思ったのですが・・・
翌日事務所で聞いたところ、ロースクール生が来たことに興味を持った警察職員が彼を呼び止めて、色々と話をしてくれたのだそうです。
Nさんも全く物怖じしないタチであったため、自分が聞きたいことはあらかた聞いてきたようです。
「自分たちが一生懸命頑張って逮捕したのに、弁護士さんはすぐに釈放させようとするんだ」などと聞き捨てならんことまで警察の人は彼に話していたようで、報告を受けて苦笑いしていたのをよく覚えています。

Nさんは、法律事務所の隣にあった地方事務所(法テラスの一般的な業務を行うところ)の職員さんにもよく馴染んで、お昼は一緒に休憩室でお弁当を食べて世間話をしていました。
法テラス愛知時代は何人かのエクスタンを迎えましたが、その中でもNさんは、一番馬力があって、個性的で、記憶に残っている方で、たまに「どうしているかな」などと思い出していました。

法テラスに来ることも多少考えているようなことをエクスタン終了間際に言っていましたが、その後、そういう噂も聞かなかったので、結局別な選択をしたのだろうとは思っていました。
当初の希望進路と変わることなど、よくある話ですから。
まして、私が彼と会ったのは、彼がまだ司法試験に受かる前のことだったので・・・
ただ、今いる事務所は、公的な活動をなさっている弁護士が多い事務所のようで、Nさん自身は、ある意味初志貫徹したのかもしれないなとも思っています。
会うのがとても楽しみです。

思えば、法テラス愛知にいた頃は、まだまだ今より体力もあって、1日に拘置所と2件の警察署を回って接見をはしごする、なんて芸当をなんの苦もなく続けておりました。
朝、立川に行って、そのまま午後池袋に行っただけでひいふう言っている今の体たらくを考えると、信じられない仕事っぷりでした。

ただ、今の気持ちは、法テラス愛知にいた頃の気持ちに多少似てるかなあ、なんて一方では思ったりしています。
何が待っているのか不安はあれど、自分のやりたいことをやろう、こういことしたい、ああいうことしたい、という、青い夢、みたいなものを、いい年こいて抱えているような気分です(きゃー、恥ずかしい)。

そんななかで、Nさんと再会するというのも、なにか示唆的な感じがしなくもない。
弁護士になったNさんと、そのうち事件をご一緒できると、なお嬉しいかな、などと思います。



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by terarinterarin | 2014-10-30 17:46 | Comments(0)

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。ウェブサイト https://attorneyterabayashi.simdif.com  「弁護士テラバヤシ」でツイッターもやっています。


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