頑張れ、女の子。

2月も20日を過ぎて、寒いながらもちょっとずつ春を感じる東京です。
ここ最近は、睡眠時間をなるべく多くとること、とにかくいろんなものを食べることを心がけてきたので、体調もだいぶ上向きです。

独立してから、今まで事務所任せにしていたことも、当然自分で対応しなければならなくなりました。
事務員を置いていないので、尚更です。
今まで直接かかわりがなかった人ともかかわるようになりました。
例えば、広告関係やホームページ作成等々の会社の営業の方、他士業の方。
男性もいらっしゃれば、女性もいらっしゃいます。
数としては、圧倒的に男性が多いのは間違いありません。

が、実際にお会いして、お話を伺ってみて、契約に至った案件は、全て女性とお話ししたケースでした。
広告関係の契約。
WEB集客サイトとの契約。
そして昨日の税理士の方。

別に、お相手したのが女性だから、という身びいきな理由で契約したわけではありません。
お話ししていく中で、「じゃ、契約してみようか」という気になったから、契約したのです。
なんでだろう?と考えたのですが、いくつかの点で、上記の皆さんは明らかに男性(実際に私との関係で上の方々と競合関係にあり、実際にやり取りした方)よりも優れていると感じられました。

まず、こちらの話を聞くという点が挙げられます。
当然、ともえ法律事務所のホームページをご覧になってから、皆さんおいでになっています。
男性の営業の方は、基本的にそれ以上の情報を私から得ようとしない。つまり、その場で、私と会話してホームページに現れない情報を得ようという感じがあまり見られない。後は、いかに自社の製品、サービスが優れているのか、であるとか、値引きなんかの話に入ってしまうのです。
女性の営業の方は、会話しようという意識が皆さん高い。一見関係ないような世間話でも、きちんと目を見ながら、真剣にちゃんとしてくれます。隠れたニーズや客(つまり私)の性格、モノの考え方を観察しているのです。

そして、こちらのニーズに合った提案をしてくれるという点も優れています。
複数のサービス、商品がある場合、私がお会いした男性の営業の方は、おすすめのものばかり説明して他のものについてはほとんど説明しませんでした。説明するとしてもデメリットを強調する感じ。私が興味を示した他の商品についても、どうして興味を示したのか聞かずに「それはよくない」「先生にはちょっと合わない」で済ませてしまう感じ。
私のところに来てくれた女性の方は、おすすめのものはおすすめのものとして、いいことも悪いことも含めてそのサービスや商品の特徴を説明してくれます。そのうえで、こちらの要望を聞いて、「だったらこれがいいと思う」等と言ってくれます。理由も説明してくれます、当然。
広告関係の営業の女性の方は、当時自分が抱えていた事情を説明したところ、パンフレットには載っていない隠れプランを紹介してくれました。結局それに決めました。

青色申告を依頼するために、とあるサイトに登録して税理士さんを探していたところ、複数の税理士さんからアプローチがありました。サイトに登録する際には、いくつかの質問項目があり、それに回答します。
男性の税理士さんは、全て、それだけで費用について具体的に提案してきました。しかも、断定的に。青色申告をお願いしているのに、あからさまに今後のお付き合いよろしくお願いします、みたいなアプローチの方も中にはいました。私が個人の小さな事務所っぽいということを知るや、逆に電話で妙に高い費用を吹っ掛けて、「検討します」と言ったら、やたら不愛想に電話を切った方もおられました。
私が、昨日依頼した税理士の方は、まずメールの内容が「ご要望の費用でお受けできるかとは思いますが、一度お会いしてお話しさせていただきたい」という私から見て、極めてまっとうな対応をしてくれました。
実際に話を聞かないとニーズ(つまり、税理士さん自体がどの程度の手間になるか)が分からないだろう→具体的な提案はその後、というスタンスがすでにメールで見えていました。
きっとこの方にお願いすることになるんだろうな、と思いながらお会いしました。お渡しした資料をその場でチェックして、いくつかの質問をしてきました。そのうえで、「この値段でできるだろう、よほどのことがない限り」とおっしゃったので、お願いしたというわけです。

ものすごくザックリですが、「男性は成果を急ぎすぎるあまり、顧客の真のニーズを逃しがちだが、女性は成果を急がず、顧客の真のニーズにこたえようとする」と言えるのではないかと思います。
ごくごく数名のサンプルだけでこんなこと言って…と思われる方も多いかもしれません。

が、これ、正しいと自分は思うのであります。
女性は今まで「結果が出るのに時間がかかること」ばかりやってきました。子育てだってそう(しかも手塩にかけて育てたからといって親の望み通りに育つわけでもない)。料理だってすぐにうまくなるわけじゃない。夫や子供が喜んで食べてくれる料理を作るには、食べた人の顔を見て言葉を聞いて、日々工夫していくしかない。
姑や小姑、近所の奥様との会話などなど、一定程度のストレスを伴う会話には慣れっこである。

一方、男性の方は、外に出て働いて嫁や子供を食べさせるために、マイホームを買うために少しでも早く給料を上げたい、そのためにはすぐに成果を出さねばならない…
それぞれが生きてきた環境が、女性も外で働くのが当たり前?になったこの世の中で、営業のアプローチの仕方として表れているのではないかと思うのであります。

こんな男女観、大昔のことだろうと笑うなかれ。
今働いている世代は、先ほど書いたような男女の枠組みの中にいた親に育てられてきた世代。アプローチの仕方に大きな影響を与えられているはず。DNAとして組み込まれているといっても間違いはないのであります。

個人的な好みは、当然女子的営業です。
そして、例えば弁護士のところに電話をかけてきて「離婚事件なんですけど、おタクならいくらでやってくれますか」なんて事件の概要も話さないでいきなり聞いてくる人が増えているこの状況は(そんなこと答えられるわけないだろ!!)、男子的営業に世の中の多くが慣らされてしまった結果ではないかと思うのです(そういえば、こういう聞き方してきた人も、今まではすべて男性でした)。

高い安い、オプションが多い少ないということだけが、商品として優れている、サービスとして優れているという画一的な指標。
そういうものを粉砕して、お客にとって、依頼者にとって必要なものを与えて、心豊かに暮らせる世の中を作れるのは、やっぱり女性なんじゃなかろうか。最近、とみにそう思います。

私は、そもそもフェミニストではありません。
若いころ、女の子からいじめられていたせいで、女性が苦手でした。女性だけでまとまるということも、大嫌いでした。
しかし、こういうこともあったりして、最近、やっぱり女の子を応援したい気分になってきたのです。

おんなのこ~!?と眉をしかめる人もいるかもしれません。
しかし、いくつになっても、女性の中には「少女」の部分が残っています。おじさん、おやじと言われている男性の中に、かすかでも「少年」が残っているのと同じです。世の中の女性は、すべからく「女の子」であり続けるわけです。
女の子の強さと純な部分が、「成果を急がない」真のサービスを生むのです(とこじつけ)。

というわけで、頑張れ、女の子。
テラバヤシは、女の子を、全力で応援します。


[PR]
by terarinterarin | 2015-02-21 16:18 | Comments(0)

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。ウェブサイト https://attorneyterabayashi.simdif.com  「弁護士テラバヤシ」でツイッターもやっています。


by terarinterarin