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遂に導入しました、電話代行。

ゴールデンウィークの休暇を終えて、通常通りに仕事をしていたある日のことでした。
1枚のFAXが届きました。
電話代行の案内でした。

月額使用料、なんと6000円。
今までに見たことのない破格の料金設定です。

いつもなら、それきりにするところです。
が、最近、以前にもまして事務所を留守にすることが増えてきました。
そのたびに、電話の着信が気になって気になって仕方なくなっていました。

特に裁判所や検察庁からの電話は、メッセージを録音してくれることがほぼありません(裁判所はごくまれにありますが)。
そのため、折り返しのしようもないということがありました。
幸い今まではありませんが、ひょっとすると電話をとれないことで依頼者に大きな不利益が起こることもあるかもしれません。
そんなことが気になって気になって仕方なくなっていました。

ファックスに書かれていたURLにアクセスしてみました。

シンプルなサイトで、「業界最安値!!」とか人を飛びつかせるようなコピーは一切書いていませんでした。
1日10本、月200本で6000円という値段だということがわかりました。
詳しい問い合わせは、メールでしてくれるとのことでした。
何時から何時までの対応なのか、土日祝日の対応はどうなのか、応対はどのような言葉で行うのかなどなどが気になりました。
メールで問い合わせしてみました。

回答によれば、平日9時から18時までで、対応もごくごくスタンダードなもの。電話を受けたら指定メアドにオペレーターから連絡あり。
また、特に注意すべき点は予め指示していれば、それを踏まえた対応をしてくれる、ということでした。

回答は、とても早く返ってきました。
2回問合せをしましたが、どれも1時間以内にレスポンスがありました。
内容はコピペではなく、イチから書いているのがわかりました。

1日10本も電話が来ることはありません。
多い日で、6~7本。
月200本を超えることもありません。

そんなテラバヤシにとって、ここの会社の料金は、とても良心的。
おまけに対応も丁寧。
無理無理契約を取りに来ない。

こんなところが気に入って、その日のうちに申し込み。
翌日の午後には、利用開始できるようになりました。

電話転送手続をした後で、きちんと設定されているか確認するために、自分の携帯から事務所に電話してみました。
事務所から代行会社に電話が転送され、オペレーターさんが出ました。
柔らかく、感じの良い応対で、とてもホッとしました。

翌々日には早速不在中の電話に対応してもらいました。

どこの誰からどういう用件で電話が来たか。折り返し先はどこか。
非常に短いメールの文面の中に、必要な情報が全て盛り込まれていました。
折り返しがとてもスムーズに行きました。

今まで、半ばかたくなに代行を拒否しているところがありました。
前にも書きましたけど、価格設定、が提供するサービスに見合っていると思える業者がなかったからです。
が、そういう「意地?」もどうやら限界を迎えたようでした。
電話をとれないストレスは、予想以上に大きかったようでした。
FAXは、グッドタイミングで送られてきました…

まだ代行さんにお世話になったのは1回だけですが、それでも「ああ、頼んでよかった」と、ストレスから解放された感触を味わいました。
そして、この価格設定であれば、文句はありません。

代行さんをお願いした後は、ホームページ上の土日の連絡先を、業務用の携帯電話番号に書き換えるという作業を行いました。
既に依頼を受けている方は携帯かメールで連絡をくださるので、土日に事務所の電話に誰も出なくても、特に問題ありません。
段取りは、あらかた整いました。

おひとり様事務所のお仲間(?)様、あるいは、登録後まもなくひとりでやらざるを得なくなった方などなど、電話代行を導入するかどうか悩んでいる方、結構いらっしゃるかもしれません。
個人的には、別に最初から代行に頼む必要はないと思います。
自分一人でやり始めてから、テラバヤシみたいに「やっぱり駄目だわ」と利用し始めるのも十分ありです。むしろ、そっちの方が、代行さんに具体的な要望も出せますし。

探せば、たとえ一人でも、登録後まもなくでも、頼れるサービスっていうのは巷にあるものです。
そういうものをうまく駆使すれば、事務員を使わないおひとり様事務所も、なんとか切り盛りしていけるものだと、改めて思ったのでありました。


by terarinterarin | 2016-05-15 17:00 | Comments(0)

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。


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