刑事事件は疲れますな。

平昌オリンピックが始まった今日この頃、久しぶりに刑事事件付いてきたテラバヤシです(注;刑事専門になったという趣旨ではありません)。

これらについてはFacebookに投稿しているので、Facebookのお友達はお分かりかと思います。
疾患をいくつか抱えて治療しながら(かつ夜間業務を医師に制限されている中)、刑事事件を「まじめに」やるというのは、なかなか骨が折れます。

もちろん負担が多いのは、捜査弁護の方です。
一番負担が重いのは接見です。次に、警察や検察に対する抗議。場合によっては、接見させない刑事にその場で文句つけなきゃいけない場合もあり、そうすると頭は冷静なまま、相手の出方によっては本気で喧嘩しなければならないという、非常に難しい小技を使わねばなりません。

それがね、この歳になると疲れるのです。

単純に接見のための移動も疲れます。最近、割と遠方の刑事事件を受任してしまい、移動だけで半日潰れ、東京に戻ってきた時にはそれなりにへとへと、となってしまいます。

実は、それ以外にも示談で被害者に怒鳴られるとかそういう精神疲労もあるのですが、私の場合、理由は置いておくとして、そういうことがそもそも無理という事件しかほぼないので、この点の疲労はないのですが。

起訴後の弁護活動も疲れます。
特に否認事件の場合は疲れます(が、最近否認事件ばかりです、はい)。
証拠の精査、証人尋問の準備、被告人質問の準備、その実践に最終弁論。
しかし、この辺りは、民事でも和解できない事件の場合、似たような労力がかかるわけなので、特に刑事事件だから、ということもないように思います。

ですので、刑事事件が非常に疲れると思わせる要素というのは、捜査段階にあると言っても過言ではありません。

恐ろしいのは、刑事事件の場合、民事と違って、手を抜こうと思えばどこまでも手を抜くことができ、それを、無意識のうちにできてしまう人には、この感覚はわからないということです。

もし、今日のこのブログに共感できない読者の弁護士がいたら、ひょっとすると、依頼者から、ちゃんとやってくれないと不満を持たれているかもしれません(注;依頼者にもあれな方がいるのは、民事も刑事も変わらないので、そういう場合は当然除外します)。



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by terarinterarin | 2018-02-10 17:15

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。


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