ハラスメントする人は、こんな人。

財務省の福田事務次官のセクハラ問題が取り沙汰されている昨今、テレビに映し出されるご本人様の姿、言動を見て、思ったことがありました。

ハラスメント親父の典型的な人やん…

そう、現段階において福田事務次官のセクハラ問題は、一応まだ真っ黒半歩手前くらいの可能性がないわけではないとも言えるかと思うのですが(かなり控えめに言って)、ご本人のキャラ的には、アウトな感じがフツフツと漂うのであります。

セクハラ、パワハラ、モラハラと、ハラスメントには様々な種類があり、そのハラスメントが行われる関係性や程度なども実に様々です。韓国の某航空会社の問題で出てくるように、暴力を伴う場合もあったりします。

が、関係性や程度の如何を問わず、ハラスメントする側の人の特徴には、ある一定の共通項があるように思うのです。

自分目線しかないということ。
自分の基準、考え方が唯一無二の正当なものであり、それと異なる基準や考え方は全て悪、誤り、制裁を加えられるべきと信じて疑っていないということ。

なので、自分のしていることに少しでも疑義が挟まれれば、相手をとことん責め倒します。
周りがその人に対して、その人の言動に正当性がないことを指摘しても、聞く耳を持ちません。下手すると、指摘した人も責め倒すようになります。
自分の思い通りにならない人間を徹底的に蔑み、罵倒します。
自分を正当化する理屈が、虚実入り乱れて、泉のようにその人の中から溢れ出てきます。
それらが相矛盾するものを含んでいても、全く気にしません。
そして、自分が傷つけられることにはすごく敏感。

弁護士を一定年数やっていた人であれば、事件の相手方、場合によっては依頼者として、このような人物には会ったことがあります。
アホだな、と笑って済む場合もありますが、手を焼く場合、そのために事件が長期化する場合も少なくありません。

かの事務次官さんは、マスコミに対する口の利き方からして、朕は国家なり的な上から目線、つまり自分が一番偉い、自分こそが正当であるというパーソナリティであることがプンプン漂ってきます。また、最初は女性記者と録音されていたような会話をしたことはないと言っていたのに、テレビ朝日の会見の後には、全体を見ればセクハラではないなどと、前言と矛盾する自身の独自理論を堂々と言ってのけました。
ハラスメント親父の特徴をお持ちなのです。

残念ながら、こういう人につける薬はありません。
だって、自分がハラスメント親父だと思っていないから。
頭の中で記憶を都合よく塗り替えて、あったことを無かったことに、無かったことをあったことにしちゃうこともよくありますし。

なんで、こういう人間とは、証拠を評価してもらえる場、すなわち裁判という場所で戦うしかないのです。
しかも、彼らは自分の意に沿わない判決は悪なので、負けに納得することもありません。上告審まで行くことも覚悟しなければならない厄介者なのです。
なんで、裁判にされたら、新潮さんには、上告審までしっかりお付き合いしていただくしかないのだろうと思うのです、この件。

私も今、ハラスメントな人が相手についている件を複数抱えています。私も相当な悪人にされています。終わりが見えない戦いに、依頼者のストレスも溜まりまくっています。
でも、だからといって、おもねることは、こういう輩をのさばらせてしまうだけなので、最後まで戦うしかないのです。
一度ハラスメント人間と関係を持ってしまうと、なかなか負のスパイラルからは抜けられないものなのです。

文中に、ハラスメント親父という表現を使いましたが、ハラスメントする人間が親父に限られるという趣旨ではありませんので、ご理解くださいませ。


[PR]
by terarinterarin | 2018-04-20 12:04

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。


by terarinterarin