拘置所の中。
2019年 01月 20日
去年まで東京拘置所にいました。男です。
現在の東京拘置所について、テラバヤシ様が書かれている事と一部変わっている部分があると思うので書いておきます!
>靴下はスニーカーソックス限定。足首が隠れるソックスは差し入れできません。
23区内留置所ではそうでしたが、小菅はハイソックスも可能でした。
>ですが、これでは、暖房がない施設で、冬場に暖をとれる服装をすることがかなり困難になります。
小菅は冷暖房完備です。ただし、設定温度は控えめで一般的な感覚では夏はじっとしていても汗が出かねないし、冬は寒さに震えます。部屋の位置(窓の方角・建物内の真ん中、端など)によって変わります。半年に一度部屋の引っ越しがありますが、それにより夏は汗をかく状況から長袖を着る涼しさ、冬はカイロ使ってがたがた震える状況から素手で物が書ける位の変化がありました。運動時に外の気温計を見れる場合がありますが、外に出た際の体感の違い等の感覚で行くと冬場の室内は10度前後ではないか、と思います。
また、紐などの取り扱いは同様ですが、機能性肌着等は着用可能で、上着も自由です。
私は冬場はヒートテック靴下×2、ヒートテックタイツ×2、ヒートテック半袖、ヒートテック長袖、ウルトラライトダウン、というユニクロ一色で寒さを凌いでいました。
尚、洗濯は無料洗濯が、
柄の下着類(半袖・パンツ・靴下各2点まで)→週3回
白の下着類(同上)→週1回
冬場はメリヤス洗濯(タイツ・長袖シャツ各2点まで)→週1回
です。水道で自分で洗濯はNGの為、その他のものは宅下げ、再差し入れをするか、有料洗濯か、になります。有料洗濯は試そうとしたら1点2000円とかするぞ、と言われたので出していません。事前には値段はわからないようです(職員の対応も消極的だったためそう言っただけかもしれませんが)
そのため定期的にきれいな服を着るためには、洗濯出来る範囲で過ごす事が必要です。私は独居だったため、夏はパンツ&半袖のみでうちわで扇いでいました。面会以外の時等にスウェット等はいていても、洗えないまま半年とかになりそもそも風呂に毎日入れないので明らかに汚れてしまいます。
続きます
水分不足で便秘などにもなりやすいでしょうし…
小菅はお茶は日に3回、1回750mlです。
ただし夏でも熱いので、飲まない人もいます。
また、配られた直後は緑色っぽいのですが、自身のポットに入れた後はなぜか茶色になります。緑茶なのかほうじ茶なのか悩みます。茶渋が凄く、歯に着色汚れがつきますが、歯のクリーニング等は当然出来ません…
便秘についてはこれは皆口をそろえますが、むしろ解消されます。主食が麦入りだから?栄養バランスが完璧だから?かわかりませんが、皆小菅に来てから便秘じゃなくなって毎日快便だ、と言っていました。
また、水道の水を飲むのは自由でした。
>体調不良の人については医師の診察も受けられる体制にはなっていますが、「診察願」を出してから、最低でも1週間から2週間は待たねばなりません。
受診科によるそうです。例えば、内科のようなメジャー科は、医務の受付をするとその翌日に診察してもらえます。が、マイナー科は数週間かかるそうです。
医務の受付は週2回あります。
歯科については数ヶ月待ちだそうです。
いずれにせよ、社会のような手厚い医療は受けられませんので健康を維持出来る事を祈るしかありません。
>拘置所の中では、テレビもラジオもなくもちろんインターネットもできず、新聞や雑誌が読めるくらいで情報も遮断されています。
ラジオはかかります。逆に新聞や雑誌は自費購入していないと読めません。
ラジオは、
平日
10~10:30(NHKFM音楽番組録音)
12~12:15(NHK7時のニュース録音)
15~15:30(TOKYOFM)
17~21(日替わりで各局・途中19時からNHK昼のニュース録音)
です。
土日祝は9~21のうち、11~12、16~17時以外に流れます。ほぼ一日中です。
また、留置所ではラジオはNHKのニュースが5分位のみでした。代わりに新聞の回覧があり部屋ごとに時間を決めて回っていました。
少しづつでも改善されていっているなら良いのですが、中にいると年2回配られる小菅新聞を見ると以前より悪くなった、という収容者の意見と拘置所の回答等が載っていて判断に迷う所でもあります。
これからも更新楽しみにしています!
乱文失礼致しました。