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弁護士のブラック労働について考える

とってもご無沙汰しております。

今晩から関東は台風直撃。
私は明日は仕事で1日外に出ずっぱりなので、朝には台風が去って行ってくれればと願っている次第です。

さて、ともえ法律事務所を閉じて北千住パブリック法律事務所に移籍して、はや10か月目に突入しました。
現在19名の弁護士、事務局(産休中含め)常勤9名が在籍しております。

こんなに?大きい事務所に来たのは初めてで、当初は、主に事務局に対する指示の出し方などに戸惑っておりました。
が、今はおおむね慣れて、(自分的には)スムーズに仕事ができております。

北パブ、重たーい事件が多いので、ほぼほぼ全員が深夜遅くまで仕事しているんじゃないか、土日もなく働かねばならないのではないか、などと実は入所する前、戦々恐々としておりました。

が、実際にはそんなことはありませんでした。
もちろん、公設事務所も昨今は「利益」を求められるようになってしまったのではありますが、業務管理は常識的な範囲内で(ここ大事)個々の弁護士に任されており、お陰様で、まあまあマイペースに仕事ができております。

いやもちろん一人でやっていた時とは比べ物になりませんが…
以前がマイペースでやりすぎていたという話もありますので…
苦になるようなことはありません。

常々、弁護士の労働環境は「ブラックそのもの」と言われております。
確かに、業務の性格上、ある程度の長時間労働や休日出勤を余儀なくされることはままあります。
そして、それを残業代という形で評価してもらうことも企業内弁護士以外はほぼほぼないでしょうから、ブラックといえばブラックかもしれません。

しかし、「いざっていうときに四の五の言わずがっつり働かねばならない」世界だからこそ、常日頃は、ワークライフバランスを大切にして、過剰な長時間労働は避けるべきだと私は考えております。

新人などは要領もよくないので、顧客に顔向けできるレベルの書面等を作成するにあたり時間がかかるのは仕方なく、したがって、ベテランに比べて業務時間が長くなりがちなのは仕方ないでしょう。

ただ、「自分、夜中まで頑張ているんだよ」などと、自らのブラック労働状態を自負したり、ちょっと自慢したりするのは、全くいただけないと思うのであります。

夜中まで仕事しているのが、忙しい弁護士であることの証左、ステイタスにつながるなどという考え方は間違っています。
それは、自分が仕事が遅い弁護士であることを露呈しかねないものです。

人間らしい時間帯に人間らしい長さの睡眠がとれるように仕事時間を調整して働くということは、特殊なシフト制の仕事を除いて、社会人としてあるべき姿なのではないでしょうか。

夜中仕事をしているために睡眠時間が削られてしまうのであれば、いつか心身の健康を大きく崩します。
昼夜逆転することになれば、他の弁護士や事務局とのコミュニケーションが取れません。

いずれにせよ、仕事に大きな支障が生じるのです。

自らのブラックを自負しがちな世界なんて、弁護士業界くらいしかないのではないでしょうか。

「もう、そういうのは古いからやめようよ」なんていう人がずいぶん前からいるように思うのですが、未だに生息していますよね、そういう人。

こんな弁護士が労働問題を担当するなんて、それこそブラックジョークだよな、などと思うのであります。



by terarinterarin | 2019-09-08 17:36 | Comments(0)

寺林智栄の弁護士としての日々や思いをつづります。ウェブサイト https://attorneyterabayashi.simdif.com  「弁護士テラバヤシ」でツイッターもやっています。


by terarinterarin